2011/4/21 木 | 事件簿
それでも春が来た
実家福島ではやっと桜が咲いて来たそうです。
先週末、仙台へ行った同僚が、福島あたりの桜は綺麗だったよって。
父も、ようやく、自転車でお花見しながら散策して写真を撮ることができて、うれしそうでした。
もう、何年も、何十年も、この時期に福島へ帰ることはありませんが、その桜や花々の素晴らしさは、そのあとの実りの豊かさを約束してるようで、見事なものです。
市内に福島の桃源郷と呼ばれてる花見山公園があります。
個人ので管理されてる花いっぱいの公園にはこの時期、全国から20万人以上のひとが訪れ、東北の遅い春を楽しんでます。
しかし、地震の影響により、ことしの出店や交通規制は行わないこととなりました。
90歳を過ぎた園主の談を父から聞きました。
「人が来る来ないにかかわらず、花はきれいに咲く。
今は気持ちが沈滞しているだろうが、そのうち前を向く日が来る。
そのときは花が心の栄養剤になる」
胸が熱くなる思い。
今、花見山にはたくさんの人が訪れ、心の栄養剤となってるそうです。
父の実家、石巻の伯母と従妹の子供たちは、仙台に疎開してましたが、石巻の家が鉄筋の三階建てで住まいのある三階は無事、そしてライフラインも通り、学校も始まるということで、伯母と子供たちは石巻に帰ったそうです。
従妹の夫は東松島市の学校の教師で、学校が幸いにも高台にあったため、無事でいることができましたが、あの日以来、奔走してる毎日だそうです。
従妹の子たちはまだ高校生。
この一か月、がんばって来たよね。
でも、これからです。
心強くたくましく生きて欲しいです。
Comments