**あ〜しゃのきもち**

あーしゃは調子が悪いと、うまく立てなくて、おしっこやうんちが大変になる。
わたしたちが支えてあげてやっとする。
シートを敷いてるから寝たまましてもいいのよって言っても、気持ちがわるいのか、力が入らないのか、しちゃいけないって思っているのか絶対しない。
わたしが留守の間の約5〜6時間の間、おむつの中にしてる時はよほど我慢ができなかったのだろう。

特に大変なのはうんち。
今日はうまく出ないまま夜になり、真夜中にもよおしたのかわんわんとわたしたちを呼んだ。
おトイレに連れて行くと、ちょっとゆるいけどうんちが出て、そのあとお尻をシャワーで洗ってるとそれが刺激になってもりもり出たって。

ほっと一安心、気がつくと空が白々と明るくなっていた。
今日は、いいお天気になりそう。
まるでキャンプの朝のようだった。

朝ごはん、あーしゃは食欲がまったく無い。
お水を飲むと、そのまま吐いてしまった。

そして、わんわんって、おしっこかと思いだっこしておトイレに連れて行こうと抱き上げたら・・・敷いてたバスタオルに真っ黒いものが着いていた。

タール便だ。

少ない量だが、これはまずい。
もしかして、シャワーで流れしまったうんちも黒かったかもしれない。

慌てて日大へ電話をして、支持を待つことにした。
お昼過ぎになってようやく連絡が入る。
>タール状便は上部消火器、胃や十二指腸からの出血がある場合に、便が黒くなってタール状、黒い粘り気のある便となる。
おそらく、長期のステロイド内服使用で出血性胃潰瘍になるばあいがあるし、肥満細胞腫によるヒスタミンが胃に潰瘍を作ってることも考えられる。また、ほかに原因があるのかもしれないが、それを調べるには内視鏡をしなくてはいけない。

今はアルサルミンのようなスクラルファートといわれる胃腸の粘膜を保護し、胃・十二指腸潰瘍や胃炎を治す薬をできたら液状のものを服用させる。
ガスターを注射で打つ。
下痢と嘔吐、食欲不振の対処として、皮下補液をする。

そんな内容だった。
午後の診療を待ってかかりつけに急いだ。
担当医のN先生はお休みだったので、ほかの先生に今までの経緯と日大からの指示を伝え、すぐさまあーしゃに処置をしていただく。
注射にガスターと下痢止め、飲みにくい抗生物質を加えていただき、アルサルミン液を貰い帰宅する。
体重は11.44キロ。減ってないから、少しほっとする。

帰宅するとあーしゃは少し元気そうに見えた。
でも、ご飯はほんの少しだけ、高カロリーの流動食を口に脇から流し込んだが、あまりいっぺんにしても吐いても困るので、今日はこれだけにしてみた。

その後、うんちは出ていない。
症状も落ちついていたので、このままよくなればいいのだが。

夕方、わたしも胃が痛くなって、あーしゃのガスター10をひとつ拝借した。
お風呂の後、体重を量ったら、また落ちていた。