2006/5/8 月 | -
ひとり
今日は日本大学動物病院（ANMEC）の予約日だった。
いくつか納得いかないこともあったけど、あーしゃのために精一杯の治療をしてくれたと思うし、何よりも研修医の方々の手厚い対応には感謝の一言に尽きる。
今、足を運ぶのはとっても辛いけど、早く帰っても家にはあーしゃは居ないし、職場から直接電車で報告とお礼に行ってきた。
『競馬馬のように・・』と言ってくれたO先生、わたしがひとりで歩いて来るのを見て、少しうなだれた様子だった。
連休中の急変時には電話で連絡してたので、先生もご存知であったが、亡くなるまでの経過を話した。
>どんなにがんばっても、どうしても乗り切れないときもある。
特に腫瘍科ではその場面に遭遇することが多く、それが耐え切れなくて腫瘍科から離れて行ってしまう獣医も多い。
少しでも開業獣医へ還元できるようにと思って治療にあたってるのですが、その思いがかなわずにいることのむなしさも感じている。
１０歳という年齢で、ずいぶんがんばった。
教科書的にはいろいろあるけれど、それでもわからない部分が多く、いろんなことを教えられた。
O先生は外科の研修医だったが、手術後もお願いして担当していただいた。
その熱心でやさしい対応には感謝の気持ちでいっぱい。
病院を後にしてふと振り返る。
奥の駐車場がちらっと見えた。
退院したとき、あーしゃが帰りたくて懸命に歩いた道。
あのときの不自由が足で歩く姿が目に焼きついて離れない。
駅へ向かうためにキャンパスに入ると学生たちがボール遊びに興じてた。
キャンパスは広く、大きな木がいっぱいあり、いつのまにか新緑で覆われていた。
検査結果がでるまで、よくお散歩をしたよね。
でも、だんだん、キャンパスをお散歩するのがいやで、早く帰りたいと駐車場へどんどん歩いていったよね。
噴水の近くのこの石のベンチ。
ここで休憩したよね。
あーしゃ、わたしはあーしゃとここに来るのが、嫌いじゃなかったのよ。
あーしゃをきっとよくしてもらえるしって信じてたし、それにふたりでドライブ気分ででかけてたもの。
おやつとお水も持ってね。
でも、きっと、あーしゃは嫌だったんだよね。
ごめんね。
今日は電車で行ったのは、ひとりで車ではもう行けないと思ったから。
Comments
Moominmama | 2006/5/9 18:46
読んでいて号泣してしまいました。淋しいですね。
＞不治の病、老化 どんなに頑張ってもあがいてもどうすることも出来ない辛い現実(ﾉ_-｡)ｳｩ･･・
耐えていかなければいけない今、アーサー君と共に見たもの、感じたものに心が寄るだけで心が痛み、涙あふれておいででしょう。
10年一緒にいたのですもの・・
どうぞどうぞ自然のままに、泣きたい時には、泣いて良いのですよっ。我慢しないで！
時が、少しずつ心を・・そう信じます。
（未だにの私が、こういう事を言ってもですが・・・）
頑張りやのアーサー君、可愛いアーサー君、アーサーママさんの誇りです。
その誇りを胸に、一生懸命生きていかなくちゃ！！ ねっ。
アーサー君への想い、たくさんの思い出が、きっときっと、これからも生きて行く元気の元になってくれる筈です。
そう、信じます。
頑張れ！！ アーサーのママさん！！
chika | 2006/5/9 19:23
お会いした事がないけど、あーしゃ君のことを、このブログを通じて、うちの娘（ミニチュアダックス）と同様に可愛いく思っていました。私でもこんなに悲しいのに、あーしゃママさん、パパさん、本当にお辛いと思います。
とにかく、ゆっくり過ごしてくださいねっ。頑張りすぎず、無理をせず、ゆっくりと。
いつも、ご報告してくださってありがとうございます。
lie | 2006/5/9 21:12
ムーママさんと同じ・・涙がとまりません。あーしゃ君、今どこにいるの？
ママが見えてるのよね？もう、いっしょに車に乗ることはないのね・・寂しいよ、あーしゃ。
ママさん、時が過ぎるのをいっしょにじっと待ちましょ。あーしゃが心配してるよ、きっと。
ティティまま | 2006/5/9 21:38
何と言っていいか、、。
今日はいっしょにお礼に行ったのではないでしょうか。
そして、きっと、天国にはウエス村があって、そこに行ったのかも、ちょっとの間、、。また違う形でもどって来そうな気がします。
ベリグー | 2006/5/9 22:14
お気持痛いほど分かります。
十年間育んできた思い出を巡りたくなると思います。
そうやってアーサーくんをいつも思ってあげてください。
もうじき天国に昇って、あ〜しゃは天使になるでしょう。
いつか、生まれ変わって、またパパとママの処に来ます。
うちのメロンのように.....。
キュンまま | 2006/5/9 22:27
砂浜に「あーしゃ」と書けば若葉風
今日の新潟はいいお天気でした。海に行って、砂にアーサーちゃんの名前を書きました。空を見上げたら、澄み切ったきれいな青空で、気持ちのいい風が流れてきました。その風の中で、しばらく空を見ていました。涙がとまりませんでした・・・。
アーサーママさん、どうぞお身体ご自愛くださいませ。
anrimama | 2006/5/9 22:34
アーサーママさん、しばらくネットから離れていましたが久しぶりに訪れてアーサー君の事を知りました。私も悲しくて、こんなに距離があるアーサー君と二度も会えた事、又会えると思っていたのに信じられない気持ちです。アーサー君を抱っこするママさんやパパさんと遊ぶアーサー君が私の目に焼きついています。心からお悔やみ申し上げます。
ひめおやじ | 2006/5/9 23:33
アーサーママさん、こんばんは。
私はテリーというワンコが旅立ってから毎晩泣いてました。
テリーの匂いがする座布団や、シーツの匂いを嗅いでは泣いていました。
泣いて泣いて悲しんで、当たり前だと思います。
今、『何言ってるの』と御叱りを受けるかもしれませんが。
私は頑張ったテリーに負けないよう頑張ろうと思いました。
ナミヘイ | 2006/5/9 23:37
アーサーママさん、以前から密かにＨＰを拝見させて頂いてましたが、アーサーくんの訃報を知ってどうしてもお悔やみを申し上げたくて出てきてしまいました。
初めてコメントをさせて頂くのがこのような形で、本当に心が痛みます。
私も１６年一緒にいたウエスティーを昨年の９月に亡くしました。リンパ腫でした。
結婚して実家を出てしまったので、最後の４年は一緒には暮らしていませんでしたが、実家がすぐ近くにあるせいもあり、ほぼ毎日顔を見ていたことに変わりはありませんでした。
亡くした後のその喪失感は言葉には表すことはできません。悲しみの波が寄せては引き、寄せ手は引き、なんとか毎日を凌いできました。
アーサーくんはママさんパパさんの子で本当に幸せだったんですね。
アーサーママさんの今の心中をお察しすると涙が出てきます。
悲しい時は我慢せずに、パパさんと一緒にたくさん泣いてくださいね。少し時間が経つときっとアーサーくんがママさんの心の中に生きてくると思います。
今頃アーサーくんは私のウエスとも会って、一緒に遊んでいるといいなと思っています。
そしていつか、私たちも同じ場所に行って、また一緒に暮らすことができるんだなあと信じています。
お体、どうぞご自愛ください。
心からお悔やみを申し上げます。
はちべーのおかん | 2006/5/9 23:41
ママさん、その場所はあーしゃにとってはママと離れたり痛かったりした場所ではあるだろうけど一生懸命がんばった立派なあーしゃがいた場所でもあるよね。
あーしゃを褒めてあげれる場所でもあるよね。
今は辛い場所でもその場所でいっぱい、いっぱいあーしゃを褒めてあげたいよ。
suzurin | 2006/5/10 01:36
アーサーママさん
思い出深い場所へお一人の訪問は寂しくお辛かったですね。色んもの見る度にアーサー君との思い出が蘇ってきますね。それはアーサー君と気持ちが通じる貴重な時間かと思います。その時の気持ちに正直に・・泣きたいだけ泣き、たくさん思い出し、親しい方にアーサー君のこと聞いてもらうことで気持ちが落ち着いてくるのではと思います。私も泣き明かしながらも主人や親しい友人と思い出を話したら癒され落ち着いてきました。お世話になった院長先生は亡骸の入った箱の中に「よく頑張りましたね、また生まれ変わって同じおうちにきてあげてね」とカードに書いて下さりその優しさに涙しました。ママさんも信頼できる先生と二人三脚で前向きに頑張り、アーサー君も心強かったことでしょう。
おうちでもお外でも何を見てもアーサー君を思い出しては涙してしまうことでしょう。もう抱っこしたり、触れたりできないのはほんと寂しくて辛いことですが、思い出だけはいつまでも色あせず消えません。心の中にアーサー君は生き続けてママさんたちを支えてくれることと思います。私もこうすけは姿こそ見えないけれどたくさんの思い出と一緒に心の中で生き続け支えてくれてます。
アンディママ | 2006/5/10 01:40
アーサーママさん・・・
寂しくなりましたね。
今までアーサー君といっしょに頑張ってきただけに、ママさんのお体が心配です。どうかご自愛ください。
私もアーサー君には２回会うことができてほんとによかったと思ってます。アーサー君との思い出はけっして忘れません。
チャピコママ | 2006/5/10 02:27
私も涙が止まりません・・・
毎日毎日、アーサー君が思い出され涙が出てしまいます・・
可愛いお目目のアーサーくん。
トレードマークの大きいお鼻とっても可愛いよ。
この場所はパパとママと一緒に頑張った場所だね。
ほんとに、ほんとに、偉かったよね。
いっぱいいっぱい褒めてあげたい。
ママと一緒だから頑張れたんだよね。
体が大変な時でも「あーしゃ」とのママの呼びかけに、愛くるしいお目目でママを見ていたよね。
一生懸命、自分のあんよで歩いたよね。
アーサー君の笑顔、歩く姿やママのお顔を見つめる表情の1つ1つ・・が胸に焼きつき思い出されます。
こんなに愛されたアーサー君は幸せだよ。
アーサーママさん
アーサー君はママを誇りに思っていますよ。
ママの子供で良かったと微笑んでいますよ。
泣きたい時はいっぱい泣いていいのですからね。 私もそうでした。
たとえ姿が無くとも、いつでもいつまでも、ずっとずっとアーサーママさんの心の中で生き続けてくれると思います。 「ママ大好き」って微笑んでいると思います。
みみ＠会社 | 2006/5/10 12:11
そっか・・・
アーサー君、ココに通ってたんだね。
でもアーサー君、よく頑張りました。アーサー君の病気が今後もきっと参考になると思うよ。
ママにはもうちょっと時間が必要かもしれないね。ちゃんとお空から見守ってあげてね。
コッキーママ | 2006/5/10 16:03
ただただ涙です。
コッキーも3年程前に原因不明の下血と炎症のため大学病院で手術を受けました。結果がでるまでは何も手につきませんでした。結果が良性腫瘍だったことの幸せを今一度かみ締めています。どんなに手がかかっても側にいてくれるだけでいいんですよね。
アーサー君、ママの守護天使になってあげてね。君が見守ってくれてると思うだけでもママは元気になれるよ。
アーサーママさん、今は泣けるだけ泣いていっぱいアーサー君との楽しい思い出を思い出してあげてください。
武 | 2006/5/10 16:23
アーサーママさんは決して一人じゃないよ！
駐車場からって、アーサー君の様子を事細かく教えて下さったあの日の気持ちもしっかり記憶してます。今は何とお慰めしてもつらい気持ちはどうしようもありませんがアーサー君はママの気持ちは一番わかってると思います。
---ねぇ〜アーサー君！！
武にも聞えてきました☆
ママとパパ・・おじいちゃん、おばあちゃん「ありがとう」（涙）