**あ〜しゃのきもち**

あーしゃは夕べものどに何かつかえたような乾いたような咳をして、鼻水で苦しそうな息をしてました。
あまりにもかわいそうで、何度も背中をさすってあげました。
朝になって、ちょっとだけごはんのおいしい部分だけ食べましたが、やっぱり咳がひどい。
お水をがぶ飲みしてしばらくして食べたものを全部吐いてしまいました。

心配なので9時になって病院に電話をし、当直医に症状を伝えると、担当医に連絡をしてくださるとこのこと、折り返し連絡を待ちました。
担当医からではなく当直医からの電話でした。
『担当医から後ほど電話が行きますが、月曜日に診せてくださいとのことです。
連絡があるまでお待ちください』
明日で大丈夫なのかな？とちょっと不安になりました。
でも、担当医からの電話を待つことにしました。

午後になって、あーしゃの症状はだいぶ軽くなってきました。
相変わらず寝てばっかり居ますが、お昼にごはんをちょっとだけ食べて、咳や鼻水をすすったりするのが少なくなってきたようです。
先生からの連絡が入ったのは夜になってからでした。

『おそらく、ケンネルコフというものではないかと思われます。
ケンネルコフはウィルスや細菌などいろんな病原菌が原因のちょうどわんちゃんの風邪のようなものです。
アーサーちゃんは手術後免疫力が落ちているところに、ステロイドや抗がん剤投与のためにワクチンをしばらく打ってないので、イヌアデノウィルス2型やイヌパラインフルエンザによるケンネルコフにかかりやすかったのではないか。

ケンネルコフの診断には血中の抗体価を測定して判断するのだが、もしそうであってもわんちゃんの場合、抗ウィルス剤やインターフェロンを投与することはない。
アーサーちゃんは今抗生物質を飲んでるのでまずはこのままで大丈夫かと思われます。
しかし、鼻水や痰に白血球が混じった膿が混じってきたら、レントゲンを撮って肺炎になってないかを確認しなくてはいけません。
いづれにしても今は抗生物質と飲んで、安静にしてることが一番です。
症状が軽ければ２〜３日で回復します。
明日の3時に予約を入れましたので、症状が変わらないようでしたら連れて来てください。』

穏やかに丁寧にO先生はお話してくださいました。
なるほど。ケンネルコフという言葉は聞いたことがあったけど、まさか。。
乾いたような咳を繰り返すのが特徴だとか。
最初は吠えすぎてのどを痛めたのかと思ってました。
わたしも咳をしてたし、あーしゃのお見舞いの時も咳をしてました。
もしかして、わたしのウィルスも原因？人畜共通なの？

夜になって熱を測ったら39.8度ありました。
先生に教えていただいた平熱は38〜39.5度だから微熱があることになります。
咳はずいぶん少なくなりましたが、夜間はどうでしょう。
明日昼間の様子を見て、午後からの通院を決めることにしました。