肥満細胞腫〜MCT
予防

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 老齢病の一つ
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体表のどこかに「しこり」や「腫れ」のようなものはないか?


「しこり」や「腫れ」
 体表のどこかに「しこり」や「腫れ」のようなものに触れる時がある。
そんな時、「オデキか虫刺されか」とあまり軽く考えず、「もしかしたら、肥満細胞腫かも」と疑って、動物病院でよく調べてもらったほうが良い。


■ 食欲不振・下痢・便秘・胃潰瘍 ■
 脾臓や腸管などに肥満細胞腫ができた場合、どうしても発見が遅れ気味になる。食欲がなくなったり、下痢や便秘などの体調の変化が続くようなら、動物病院でよく調べてもらうほうがよい。
 いずれにせよ、内臓内の場合、皮膚の腫瘍とちがって外科手術がしにくいケースが少なくない。あるいは肥満細胞腫が大きく、ヒスタミンの分泌がはげしいときは、胃潰瘍になることもある。
 

定期健診の勧め
 肥満細胞腫は原因が不明のため、確かな予防法はない。
 ただし、腫瘍が特定部位に限局していれば、治癒率が高いため、早期発見・早期治療を心がけることが大切である。
 年に二度、六、七歳以降の高齢期になれば、年に三度は動物病院で健康診断を受け、日ごろわたしたちのスキンシップのなかで体に変化が見られれば、少しでも早く病院での診察を受けることを勧める。




 
がんばる あ〜しゃ