**あ〜しゃのきもち**

あーしゃは１０日の木曜日に手術をすることになりました。

あーしゃは６月に肛門側の肥満細胞腫の切除術を行いました。
（詳しくは２００４年の日記の６月１１日と１８日を参照）
その後の経過はプレドニゾロン（副腎皮質ホルモン）の投与を半年続け、１２月の末でそれも終了、めでたくお薬からも開放されたばかりでした。お薬の副作用で食欲大魔王になり、あっという間に１．５キロも体重が増えてしまいました。投与終了後はそれも落ち着き体重も横ばい状態、一度増えてしまった体重はなかなか元には戻りません。でも元気なんだからよしとしようかと思ってた矢先だったのです。

今回切除するところは、肛門にできたおできです。
６月の切除の際にできた傷跡、排便の際に収縮するのと、ステロイドのせいでなかなか傷がつかずにその部分ふた針だけ抜糸に一ヶ月かかりました。
そのときからちょっとだけ傷が盛り上がっているようでしたが、それも爪楊枝の頭くらいのがふたつ、単なる傷が治りかけのときにできるものかと思ってました。
もちろん、月一回の定期健診でも診ていただいて、大きさも変わらないし大丈夫でしょうとのことだったのです。

ところが、お薬止めて、病院へも行かなくなったとたんに大きくなって来ました。
今ではマッチ棒の頭くらいになって盛り上がってます。
本人にはかゆみも痛みもなさそうで気にもしてない様子、排便にも影響がありません。
でも気になるので今日病院へ行ってきました。

先生は診るなり、切りましょうというお返事。
『手術はおできとその周りと大きく切ることになります。肛門の左側、半分とは行きませんがそれに近い大きさになるでしょう。』
あ〜、恐れていたことが来てしましました。
『ステロイドが効いていたのかもしれないし、それともまったく違うものかもしれない。
切除して病理検査をしてみないことにはなんとも言えません。
もし、肥満細胞腫なら、今後、抗がん剤の投与も考えて行く様になると思います。』
とのことでした。
手術は早いほういいということで、10日の木曜日に決めて、術前の血液検査と検診をしました。
そして、手術までの間、少しでもおできを小さくするために、プレドニゾロン10mgと抗生物質（ラリキシン）の投与が始まりました。

前回の手術後のあーしゃの様子が目に浮かびます。
夕方まで麻酔がすこし残っているようでボウっとしてましたが、夜には痛いのか、伏せもできずに部屋の隅にたたずんでました。
『あーしゃ、伏せして』
と言うと、ゆっくりと伏せてそのままうつらうつらしたようです。
そんな思いをまたさせることになると思うと、とてもつらくてあーしゃの顔をまともに見れません。
パパはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんも
『あーしゃ、かわいそうにな〜』
と言ってました。

あのとき、あーしゃの快復力には驚かされました。
今回もきっと、また元気に復活する、してほしいと願ってやみません。